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イタリアが制した…W杯
    2006年 07月 10日
W杯ドイツ大会決勝!
ベルリンの五輪スタジアムで6万9000人の観衆を集めて
イタリア―フランスの決勝が行われた。

前後半が終わって1―1…
延長戦でも決まらずPK戦へ…
5―3でイタリアが制して1982年スペイン大会以来6大会ぶり4度目の優勝!!
4度優勝は最多5度のブラジルに次いで単独2位となった。

各選手のコメント
イタリア・リッピ監督…
「だれがPKをけるかは決めていた。素晴らしい瞬間だった。
どれだけの監督が世界一になったのかは分からないが、これまでに感じたことがない
特別な気持ちだ。」


カンナバーロ…
「素晴らしい気分だ。
過去のイタリアが負け続けたPK戦に勝ったことで、喜びは倍増した。」


ブッフォン…
「子どものころから、何度もこの瞬間を夢見てきた。
選手全員の力と、運と、神様の助けで勝てた。」


グロッソ…
「信じられない。
大会前はこのチームの実力を疑問視する人もいたが、見返せた。」

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☆ジダン退場☆
静けさを愛するジダンに潜んでいたもう一つの気質。
34歳で迎えた現役最後を飾るはずのW杯決勝の大舞台で、
「突然、切れる」といわれる悪癖が出た。
暴力行為による一発退場。主将が延長戦の勝負どころでピッチを去り、
フランスは優勝を逃した。
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延長後半5分。
ジダンはイタリアのDFマテラッツィと二言三言、言葉を交わした。その次の瞬間、相手の胸板にいきなり頭突きを食らわせた。マテラッツイはもんどり打って倒れ、主審は副審に確認の上、ジダンにレッドカードを突きつけた。世界中の誰もが美しい結末を期待したジダン最後の試合で、最悪の幕切れが待っていた。

これがその技巧と優美なプレーにマエストロ(巨匠)の称号を冠せられた芸術家が持つ二面性なのか。初優勝した1998年フランス大会でもジダンは1次リーグのサウジアラビア戦で相手選手を踏み付け2試合の出場停止
ユベントス(イタリア)時代にも欧州チャンピオンズリーグで相手選手に頭突きを見舞い、5試合の出場停止処分を受けている。

延長に入ってフランスは終始攻勢。イタリアは青息吐息だった。
騒然としたスタジアム全体からは見たくないものを見せられた不満の
ブーイングがうずまいた。ジダンが退場になった時点で、フランスから
勝機が遠のいた格好となった。

PK戦の末に優勝を逃したフランスのドメネク監督は…
フランス人らしい皮肉で退場を悔やんだ。
「マテラッツィがジダンに何を言ったのかは知らないけどね。この試合の最優秀選手は、ジダンを退場に追い込んだマテラッツィだよ」

後ろを振り返らずにピッチを後にしたジダンの目には涙がにじんだ。
黄金のトロフィーの横を通り過ぎてロッカーに消えた。
華やかなサッカー人生の最終章に、取り返しのつかない過ちを犯した。
希代の司令塔は何も語らず現役生活の幕を引いた。
by hide-cite | 2006-07-10 13:13 | サッカー
   
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