大分・広田投手(高校野球)
    2006年 07月 16日
 何故?突然の出来事だった…中学3年の6月。
学校の昼休みの終わりに頭痛を訴え保健室へ行った。
そこで意識を失い病院に直行…原因不明の脳梗塞(のうこうそく)で倒れ
5日間、集中治療室に入った。

中学時代はエースで4番。
3日前にチームを県大会出場に導いたばかりだった。
それでも、7月の終わりの県大会は車イスに乗りスタンドでチームを応援した。

「野球がしたい」

この一心でリハビリに取り組んだ。

高校入学後は練習は別メニュー。
ボールを壁に投げつけ自分で取りに行くなど、1人での練習が多かった。
だが、状態が飛躍的に良くなったのは今年4月。
プロ選手が多く通う鳥取県のスポーツジムに上尾隆一監督(44)と行き、
専門的なトレーニングを学んでからだ改善されつつあった。
左足のまひが良化し、軽いランニングならみんなと一緒にできるようになった。
5月に初めて試合に登板した。懸命なリハビリが実った瞬間だった。

スタンドで見守った母美穂さん(43)は…
「野球のおかげでここまで良くなったんだと思う」と涙を流した。
辛いリハビリ生活を乗り越え、最後の夏にこん身の投球を披露した。

さぁ大分大会!!
高田戦で先発登板した広田投手。
捕手からの返球を受けるのが困難なため、走者を出した時点で交代の条件登板

「緊張はしなかった」夢にまで見た夏のマウンド。
プレートに足をかけた広田は大きく背を伸ばした。
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初球ボール。2球目、そして3球目もボール…。いきなりカウント0-3。
「気持ちで投げた」広田は開き直ると4球目は直球でストライク!
5球目はファウル。追い込んだ。6球目もファウル。そして7球目…

「もっと投げたい」という思いで力みが入ったのかボールは外れた。
7球で広田投手は条件通りマウンドを譲った。

チームは8回コールドで敗れたものの「夢はプロ野球選手」と、
今後も白球を追い続ける。

チームの敗退で広田の夏は終わった。だが、涙はなかった。

「もっと投げたかったけど、悔いはありません。
目標はプロ。卒業しても野球は続けます」


夢を捨てずに諦めずに、頑張れ広田くん(^O^)
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by hide-cite | 2006-07-16 01:20 | 野球
   
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